がん治療への各種取組み がんに関する診療実績(院内がん登録)

小児がん

小児がんの診断、治療、経過観察への流れがわかります。また、久留米大学病院の小児がん診療の実績と特徴を記載しています。

特色

小児期(主に15歳未満)に発症する悪性腫瘍を小児がんと言います。成人に発症するがんと異なり非上皮性の肉腫や白血病が多く、急速に進行し、小児期の最も多い死亡原因です。一方で化学療法、放射線治療の効果も大きく、手術と組み合わせて集学的治療を行う事で治癒も望める疾患になりました。久留米大学病院においても、新患数は漸減しているものの5年ごとの治療成績は向上しており(図)現在は7~8割の患者さんが長期生存されております。近年は小児がんが治癒した後に低身長や不妊、ドキソルビシン心筋症や二次がんなど様々な晩期合併症を抱える患者も増えており、長期フォローアップの必要性が叫ばれております。
日進月歩する医学の進歩により、小児がん領域においても分子生物学的診断や分子標的薬の恩恵を受ける患者さんが増えております。特に慢性骨髄性白血病はかつて造血幹細胞移植を行わない限り治癒が困難な疾患でしたが、イマチニブを代表とするチロシンキナーゼ阻害剤の登場により今や予後良好な疾患です。今後は患者さん一人ひとりの腫瘍生物学的特性に基づいたテーラーメイド医療が全面的に展開される日も近いと予測しております。
近年の治療成績向上は臨床研究の発展による成果です。久留米大学小児科は日本小児がん研究グループ(JCCG)の参加施設であり、研究対象疾患に該当する患者さんにおいては、インフォームドコンセントの基に臨床研究に登録してプロトコールスタディを進めております。本年4月1日から臨床研究法が施行され、特に小児科領域は未承認薬が研究の大きなハードルになっており、JCCG全体をあげて法に基づいた臨床研究のありかたを模索しております。このように克服すべき課題も多い小児がん診療ですが、小児の命を救う事はその後40年、50年と明るい未来を描くことが出来る希望ある医療と言えます。小児科では小児外科、整形外科、脳外科、放射線科、病理部門、緩和ケアチームなどと共同して小児がんの子どもたちと家族を支えております。

院内がん登録情報

2017年に久留米大学病院に初発で受診され、当院で初回の治療を受けた小児がんの患者さんは29例です。

担当部署と専門医

部門 担当医 外来診療
小児科 大園秀一 木曜日午前・午後
小児外科 八木 実 水曜日午前・午後
整形外科 平岡弘二 火曜日午前、木曜日午前・午後
脳神経外科 宮城尚久 水曜・金曜日午前
放射線科
(治療センター)
淡河恵津世 木曜日午前・午後
形成外科・顎顔面外科 清川兼輔 水曜日午前
緩和ケア 佐野智美 月曜日午前
病理学 草野弘宣

患者さんご紹介の際には「紹介予約センター」をご利用ください。
予約専用フリーダイヤルTEL:0800-200-4897、FAX:0800-200-9489
紹介予約センター直通TEL:0942-27-5673、FAX:0942-31-7897

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